こんにちは、広報班班長の早瀬です。改めて、新入生の皆さんはご入学おめでとうございます🌸🌸このブログが公開される頃には、皆さんの入学や履修の準備も少しずつ進んできて、大学生になる実感も湧いてきたかもしれないですね。
個人的な話ですが, Air Podsを買おうか迷っています。正直音質とかにこだわりはないんですが(というか違いがあまりわからないんですが)、便利そうだしなんか持っている人はかっこいい気がする(個人の感想です)。高い買い物はやっぱり勇気がいりますね、、検討します。(←結局Air Pods Pro買いました。ノイキャンがついているイヤホン初めてで感動してます。)
さて、個人的な話はこのあたりにしておいて、新入生の皆さんはそろそろ履修を組むことを考えているのではないのでしょうか。ほとんどの人が履修を自分で組むといったことを今までしたことがないと思います。高校までとは違い、自分で取りたい授業を選んで取るというのは新鮮なことで、ワクワクする人も多いと思います。しかし、その履修はどうやって組むの??といった疑問が生じると思います。そんな人はこちらの記事
をご覧ください。履修の組み方や注意点がわかりやすく書かれています。では履修の組み方がわかると、次はどんな疑問が浮かぶでしょうか。必修の授業は取らざるを得ないので、基本的に悩むことはないのですが、それ以外の授業は好きな授業を選択する形になります。そう!!選択ではどの授業をとればいいのだ!!!と思うはずです。もちろん、学修案内(←リンクを2022年度版に更新しました!)やシラバスなどを確認して自分の興味・関心にあった授業をとればいいのですが、大学ではたくさんの授業が開講されていて、決められない!といった声もあるかと思います。そんな人のために、新入生向け(一部科目コードが200番・300番台の授業も含まれています、1年生は100番台の授業しか履修できないので、こちらは2年生以降でとってみてね)におすすめの授業をTPG内でのアンケートを踏まえて簡単に紹介したいと思います。
ちなみに筆者は生命理工学院→生命理工学系の人間です。なので生命系からの視点は入りがちかも。また、この記事は長いので、以下の目次から気になる授業へ飛んで、欲しい部分だけ見るのもアリです。最後まで読んでくださってももちろんOK嬉しいです。
もくじ
1.理工系教養科目
・科学技術の最前線
・生命科学基礎第ニ(3Q,4Q)
(おまけ:初年次専門科目)
・工学リテラシー(工学院)
2.英語科目・広域教養科目
・英語スピーキング演習
・グローバル理工人入門
3.文系教養科目
・色々まとめてあります
4.おわりに
1.理工系教養科目
ここに分類される科目は、必修科目であるものも多いのですが、それでも選択で履修できるはある(特に3,4Qは前期よりも必修が減るはず)ので、少し紹介したいと思います。紹介するものは2021年度時点では必修ではないです。
・科学・技術の最前線(1Q)
こちらは1年生向けに、各学院(理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境・社会理工学院)の教授や、その教授がお招きした科学者・技術者がどのような研究・仕事をおこなっているか、どのような考えで科学に向き合っているかを学ぶことができます。簡単に言うと、各学院の学問がどんなもので、それが社会でどう活きているかを知ることができます。全ての学院のことについて見ることができるため、個人的にはよかったです(他学院がどんな学問か見られる貴重な機会)。また、この科目は合否科目(成績が点数で出ない)ため、成績を気にせずに受講できるというのもいい点かもしれません!!
・生命科学基礎第二(3Q,4Q)
こちらは前期に開講される「生命科学基礎第一」は必修である(2021年度現在)のですが、後期に開講される「生命科学基礎第二」は必修の授業ではなくなります。入試を受けて入学してくる皆さんはお気づきだと思うのですが、東工大生のほとんどは高校の理科が物理・化学の選択なのです。そのため、生命理工学系へ進むことを考えている人は第二まで取っている人も多いですが、生物なんてわざわざ大学でやりたくないという人も多く、第二は履修しない人も多いです。それはそれで良いのですが、逆に言えば、生物を基本から学ぶチャンスでもあるということです。
実際、TPG内アンケートでおすすめしてくれた人の声では、「生命未履修者向けに基本的なことから教えてくれる(新B2・環境・社会理工学院)」とありました。やはり、生命という名前に拒絶してしまうのではなく、生物について学べる絶好のチャンスだと思って受けてみるといいかも。講義の中で、先生方が何度か「決して生物は暗記科目ではない」と言われていたのも筆者は印象的でした。いい意味で生命系の学問のイメージが覆るかも。前期の生命科学基礎第一を受講してみて、「ちょっと面白いかも?」と思えた人におススメします!
・(ちょっと番外編?)工学リテラシー
こちらは工学院の初年次専門科目である授業です。注意点として、本授業は工学院新入生のみが受講できるそうです。
私は工学リテラシーを履修していない(生命理工学院であった)ので、この授業について詳しく書けないことは申し訳ないです。履修した人に聞いたところ、「Bluetoothで車を操作する体験ができて面白い(電気電子系・新B3)」そうですよ!ほかにもCAD(コンピュータによる設計ツール)を用いて設計をおこなったりと、実践的な内容が多いみたいです。個人的な肌感覚としては、周りの工学院では履修していた人が多かった気がします、、、
また、この授業は基本対面でおこなわれると思いますが、2020年度は新型コロナウイルスの影響もあって一部がオンラインになったり、過去の授業の様子をビデオで視聴することもあったという声も聴きました。新型コロナウイルスが収まって、ぜひとも新型コロナがまだなかったころに近い形で授業ができるといいですね。
2.英語科目・広域教養科目
1.で紹介した科目はいわゆる理工系の科目でしたが、ここで紹介するのは”それ以外”の科目になります。こちらも紹介するものは2021年度時点では必修ではないです。
・英語スピーキング演習
まずこの科目は第〇-△と同じ名前の授業でも色々あるのですが、本質的にその数字はそこまで重要ではないです。1年生はおそらく100番台である第一~第四までしか履修できなかった気がします。
他の授業にも言えることですが、先生で選ぶというのも1つの方法です。同じ授業でも、先生によって授業のスタイルや、評価方法が異なる場合があります(このあたりはシラバスや口コミを参考にするとよいかも)。なぜこんな話をしているかというと、そう、この授業ではStoneburgh Mark 先生の授業が特におすすめだからです。私もこの先生の英語スピーキング演習の授業を取りました。この授業のおすすめな理由は以下の通りです。
・勢いがすごいけど、とにかくビデオオンで発言しまくれば高得点をもらえる(英語をちょっとでも話せるならおすすめ!)(融合理工学系・新B3)
この授業はZoom開講(2021年度現在)ですが、授業時間内は基本的にカメラオンにすることが求められます。授業内で自分から挙手して発表する機会が多く、積極的に発言しているといい成績がつきやすいです(そもそも授業に毎回きちんと出ているだけでも成績がきやすい)。
・かなり多くの人が受講していて、ブレイクアウトルームで話すことが多いので顔見知りが増える(融合理工学系・新B3)
時期や年度などによって前後するとは思いますが、私が取っていたときは、40~60人くらいと英語選択科目にしては人数が多かったです。また、この授業は色んな学院の人がいて、ユニットなども関係ないので、他の授業とは違った顔ぶれになることが多いです。この授業では、必ずブレイクアウトルームで2人1組で英語で話す時間があります。そのため、この授業で顔見知りになることも多いです。実際、マークの授業おったよね!?みたいな感じで後から知り合うこともあります(笑)。
・課題・試験がない(応用化学系)
この授業は、授業時間外の課題がほとんどなく、期末試験などもない(最終回の授業内にテストはありました)(変わっていたらごめんなさい)ため、授業時間以外はそれほど負荷がかかりません!そんな授業中々ないと思いますし、授業中の100分集中すればなにも心配することはないです。これも間違いなく人気な理由の1つですね。
また、基本的には授業中は英語しか話せませんが、過度に恐れる必要もないです。留学生やものすごく英語が達者な方もおられますが、そうでない人(自分もそう)も多いので、履修のハードルは低いと思います。拙い英語でも先生は理解しようと努力してくれますし。英語しか話せない環境に週100分身を置くだけでも、まじめに受けていればスピーキング力の向上や維持には役立つと思います。これで成績もくるなんて、非常にお得?な授業ではないですかね。
1つ注意点としては、Markは遅刻にだけは非常に厳しいです。まあこの授業に限らず遅刻はよくないんですけどね。気をつけましょう。
これらは英語スピーキング演習の「Stoneburgh Mark 先生」のクラスについてのみ書いたものになります。他の先生のクラスについてはシラバスなどを参照してください。
・グローバル理工人入門
こちらはグループワークで、各グループごとに割り当てられたテーマの国に関する社会問題の解決策を考えて最終的に授業内で発表します。グループワークということもあり、授業時間外での活動が多いです。2単位分以上この授業に向き合う時間は生じると思います。それでも、この授業をおすすめするのにはもちろん理由がありますよ。また、この授業はグローバル理工人コースに所属していなくても履修できるので、誰でも履修可能ですよ。
・グループワークなので仲良くなりやすい、楽しい(工学院・新B3)
グループワークということで、同じグループになった人とは話す機会が必然的に増えます。ということで、仲良くもなりやすいし、いろんな考えをもった人と交流できます。この授業も、学院は関係ないので(時間割の都合上やや偏ることはある)他系の友達ができやすい授業でもあります。4qに開講されているクラスを取る人が多いので、グループのメンバーと春休みに遊びにいったりしたところもあるのではないでしょうか。
・グループワークで身に付く力がある
グループワークに取り組む機会を通じて得られるものは、やはり普通の座学の授業とは異なると思います。文献を参照して個人が調べてきて、それらから考えたアイデアを持ち寄って議論し、グループでよりよいアイデアへ洗練するという作業はなかなかできないことであると思います。また、この授業を通じて、自分たちの担当したテーマ国の情勢などについて少し詳しくもなれるかも。グループワークだと、他の人に迷惑かけられない!と思って一層やる気が出ることもあると思いますし。
・成績がきやすい
結局これかよ、、って思っている人もいるかもしれませんが、成績が良いに越したことはないので、ね。もちろん、成績が来ることを一番の目的として選ぶことはどうかなって感じはするんですが、取ろうか考えている授業で成績がくるに越したことはないと思います。この授業は頑張れば100点が来るという声もありました。100点まではいかなくても、結構みんないい点はもらえているみたいです。まあ上でも言いましたが、単位数の割にはちょっとハードな科目ではあるんでね。その見返りというかなんというか。
3.文系教養科目
東工大では文系教養科目が選択必修科目となっています(この中から何個選んでとってねみたいな)。人気の科目は抽選となるため、全員が希望の科目を履修できるとは限らないんですが、ひとまずたくさんある文系教養の中で、TPGメンバーからおすすめと声があがった科目を簡単に紹介したいと思います。文系教養・ゼミの特集は別の回でもするので、今回はアンケートでの声をサクッと紹介するのにとどめたいと思います(手抜きじゃないよ)。
・立志プロジェクト(1q必修)
この授業は必修なので、おすすめもくそもないような気もするのですが、確かにいい授業であると思います。アンケートでは、
・池上先生から、大学に入ったにあたっての意識が学べる。
・すごい方々の話が聴けるから(融合理工学系・新B3)。
・ユニットの人と仲良くなれるから(融合理工学系・新B3)。
といった声がありました。この授業のグループは、隣のユニットと合同になります。この授業はぜひ対面でできるようになってほしいなあ。
・宗教学A
アンケートでの声
・点数が高い!(数理・計算科学系・新B3)
・教養特論:未来社会デザイン入門
アンケートでの声
・SDGsの和訳をした方のお話を聞けてめちゃくちゃおもしろかったから。 そういうの興味ある人なら絶対おすすめ
・中野先生と柳瀬先生の話の引き出しが多くておもしろいから。授業後に自主的に居残りして話聞いてたんですが、めちゃくちゃ楽しかったです。
・楽単という人もいるけど、楽単として取るならあんまりおもしろくないと思う。むしろグループワークでプレゼンあるからめんどくさいかも。教養のために受けたい!って人におすすめ(いずれも融合理工学系・新B3)
・教養特論:障害学
アンケートでの声
・先生が聴覚障害人なので、障害者はどのように考えているのか、日常生活で何が不便なのかなど予想もできなかったことがわかるようになる。
・毎回レポートと最終レポートが大変だが、その分自分の考えを文章で書くことにより学んだことが身につく(物質理工学院・新B2)。
・文学A
アンケートでの声
・自由・楽・話が面白い(理学院・新B2)。
・政治学A(中島岳志先生)
アンケートでの声
・先生の話し方が分かりやすい(興味がなくても受けてみると楽しいかも)。
・授業内容がおもしろい(映画やドラマを見たり漫画を読んだりしました)。
・心理学ゼミ(※100番台のゼミは、文系教養の選択必修の単位数に含めることはできません(2021年度時点)、注意してください)。
アンケートでの声
・心理学が学べる。
・修士の先輩ともお話できる。
・論文の読み方がわかるようになる。
文系ゼミについては、今後公開される予定の別記事で詳しく書いてくれているので、気になる人はそちらもチェックしてみてね。
・表象文化論B(※200番台)
アンケートでの声
・出席のGoogleフォームは授業内容にほぼ関係ない。
・非常勤の講師らしく、最終レポートはA4が1枚だった(いずれも建築学系・新B3)。
・教養特論:国際社会とコミュニケーション(※200番台)
アンケートでの声
・そもそもパックンに会えます(あのテレビでも見かけるパックンですよ)。
・たまにクイズ大会が開かれます。
・テレビでも使うパックンのプレゼン技術がお笑いトークで学べます。
・(文系教養科目ではないが)発達と学習
(※教職科目のため、卒業のための単位数や成績には含まれません、ご注意ください)。
アンケートでの声(履修自体は誰でも可能です)
・先生の喋り方がめっちゃ面白い。
・40分くらいで授業が終わる。
・教職科目なので落としても大丈夫。
4.おわりに
いかがでしたか??以上がおすすめ授業になります。もちろん、これはTPG内のアンケートで出たものを中心に取り扱っており、これら以外にもたくさんの「良質な授業」があると思います。また、ここに書いてあった内容は、あくまで私を中心とした主観的な感想であるため、決してこれだけを鵜呑みにして授業を決めてしまうのではなく、シラバスや学修案内をじっくりと読んで(あとは学生目線の意見・感想ならSNS、特にTwitterかな)、自分の興味・関心に合った授業を履修することが良いと思います。それでも、本記事が皆さんが履修を考える上で参考になればそれほど嬉しいことはないです。
※本記事の内容は2021年度時点の内容に基づいております。今年度から変更される可能性もあるので、学修案内やシラバス、大学からの連絡も必ず確認して、履修ミスがないようにしてください。そのようなことがないようにと思って書いてはいますが、万が一本記事による不利益が生じても責任は負いかねます。ご了承ください、、
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